ブランド設定(色・フォント)
無料でもブランドらしく見せる配色・フォントの選び方
ブランドカラー設定の実践的な考え方を中心に、無料でもブランドらしく見せる配色・フォントの選び方を解説します。
2026/9/24

デザインの専門知識がなくても、色とフォントの選び方一つで、ネットショップの印象は大きく変わります。「なんとなく作った」ショップと「意図を持って設計された」ショップの違いは、実はこの2つの要素だけでも大きく生まれます。この記事では、ブランド設定機能を使って、ブランドらしい世界観を作るための考え方を解説します。
この記事でわかること
- ブランドカラーの選び方の考え方
- フォント選びが与える印象の違い
- 配色のコントラストで気をつけること
- 統一感を保つコツ
ブランドカラーの選び方の考え方
ブランドカラーは、ボタンなどストア全体のメインカラーとして反映される重要な要素です。扱う商品のジャンルやターゲット層のイメージに合わせて選びましょう。自然派・オーガニック商品にはグリーン系やアースカラー、高級感・上質さを演出したい場合は黒・ネイビー・ゴールド系、親しみやすさ・カジュアルさを出したい場合はオレンジ・イエロー系、清潔感・信頼感を伝えたい場合はブルー・ホワイト系が一般的に選ばれる傾向があります。迷ったら、扱っている商品のパッケージや、店舗のロゴに使われている色を基準にすると、一貫性のある印象を作りやすくなります。競合店のカラーと似すぎないよう、他店のサイトも一度見比べてから決めると、自店らしさが際立ちやすくなります。同じジャンルの商品でも、ターゲットの年齢層によって好まれる色味は変わるため、若年層向けなら彩度の高いビビッドカラー、落ち着いた客層向けならトーンを抑えたくすみカラーを選ぶといった調整も効果的です。決めきれない場合は、実際にブランドカラーを設定した状態でストアフロントを数日間眺めてみて、飽きが来ないか、商品の魅力を引き立てているかを確かめる時間を取ることをおすすめします。
フォント選びが与える印象の違い
フォントは、文字を読みやすくするだけでなく、ブランドの雰囲気を伝える重要な要素です。手書き風のフォントは温かみや個性を、シンプルなゴシック体は信頼感や清潔感を演出します。明朝体を使うと、和の要素や高級感を出したい商品との相性が良くなることもあります。見出し・本文それぞれの文字サイズも調整できるため、伝えたい印象に合わせて設定してみましょう。フォントとブランドカラーは組み合わせで印象が決まるため、片方だけでなく両方を仮設定した状態でストアフロントを実際に確認しながら調整するのがおすすめです。同じ手書き風フォントでも、丸みのあるものと角ばったものとでは与える印象が大きく異なるため、候補をいくつか実際にトップページに当てはめて見比べる作業を惜しまないことが、納得のいく仕上がりにつながります。見出しに個性的なフォントを使う場合でも、本文まで読みにくいフォントにしてしまうと購入検討の妨げになるため、本文は可読性を優先したシンプルなフォントを選ぶという使い分けもおすすめです。
配色のコントラストで気をつけること
ボタンの文字色は白で固定されているため、ブランドカラーがあまりに明るい色(白に近い黄色など)だと、文字が読みにくくなってしまいます。コントラスト比が低い色を選ぶと警告が表示される仕組みになっているため、その表示を参考に、視認性の高い色を選びましょう。特にスマートフォンの画面では、パソコンの画面よりも小さな文字が見えにくくなる傾向があるため、実機で実際の見え方を確認することも大切です。背景色と文字色のコントラストが低いと、デザイン性は高く見えても実際の読みやすさを損ねてしまうことがあるため、見た目の好みだけでなく機能面も意識しましょう。特に「購入する」ボタンのように、お客様に必ず気づいてもらいたい要素については、多少おしゃれさを犠牲にしてでも視認性を優先する判断が、売上に直結する重要なポイントになります。色覚に個人差があるお客様にも配慮し、色だけでなくアイコンやテキストでも情報を補完する設計を意識すると、より多くのお客様にストレスなく利用してもらえます。
統一感を保つコツ
ブランド設定で決めた色・フォントは、ページビルダーで個別に上書きしない限りストア全体に適用されます。まず全体の雰囲気をブランド設定で固めてから、トップページなど特に見せたい部分をページビルダーで調整していく順番がおすすめです。バナーやSNS投稿画像など、ストア外で使う画像素材にも同じ配色・フォントの傾向を取り入れることで、どこで見ても「同じブランド」だと分かる一貫性を作れます。季節ごとにアクセントカラーだけを変えるなど、ベースの統一感を保ちながら変化をつける工夫も、長く運営していく上で有効です。開業から時間が経ち、商品ラインナップやターゲット層が変化してきた場合は、ブランドカラー自体を見直すタイミングとして検討する価値があります。ただし頻繁に変えすぎると常連のお客様が混乱してしまうため、リニューアルは年に一度程度の節目にとどめるのが現実的です。
よくある質問
Q. 色は後から変更できますか? A. はい、いつでも変更でき、変更内容はすぐにストアフロントに反映されます。
Q. サブカラーはどう使えばいいですか? A. アクセントの補助色として使われます。メインカラーと合わせて、差し色として活用するとバランスの良いデザインになります。セール表示やお知らせバッジなど、目立たせたい箇所にピンポイントで使うと効果的です。
Q. フォントサイズはどれくらいが読みやすいですか? A. 未入力の場合は既定値が適用されるため、まずはデフォルトのまま公開し、実際の見え方を確認してから微調整するのがおすすめです。スマートフォンでの表示を必ず確認し、小さすぎて読みにくくなっていないかをチェックしましょう。
Q. 競合と似た配色になってしまった場合はどうすればいいですか? A. 色相を変えずに明度・彩度を調整するだけでも印象は変わります。まずはメインカラーをそのままに、アクセントカラーやフォントの組み合わせで差別化を図るのも一つの方法です。写真のトーンや商品の見せ方の違いも、配色以上に印象を左右することがあります。世界観全体で差別化を図る視点を持つと、配色の細かな違いに悩みすぎずに前に進めます。完璧な配色を最初から目指すより、公開してから少しずつ調整していく姿勢の方が現実的で、実際のお客様の反応を見ながら改善していく方が納得感のある結果につながります。
Q. ブランドカラーは何色まで設定できますか? A. メインカラーとサブカラーの組み合わせが基本です。色数を増やしすぎるとかえって統一感が失われやすいため、まずは2色程度に絞って設計するのがおすすめです。
なぜブランド設定が重要なのか
一貫した配色・フォントは、専門的なデザインスキルがなくても「ちゃんとしたブランド」という印象を作る、最も手軽で効果的な方法です。Spiderのブランド設定はダッシュボードから数クリックで変更でき、変更内容はすぐにストアフロント全体へ反映されるため、コードを書かずに何度でも試行錯誤できます。コントラスト比の警告表示があるため、デザインの専門知識がなくても、読みやすさを損なわない配色に自然と近づけられます。






