理美容室のオリジナル商品
美容室がオリジナルヘアケア商品をネット販売する方法
常連客の囲い込みとメルマガ活用を中心に、美容室がオリジナルヘアケア商品をネットで販売するための考え方を解説します。
2026/9/24
サロン専売品として扱ってきたヘアケア商品を、来店できないお客様にも届けたい——美容室のオーナーであれば一度は考えたことがあるのではないでしょうか。施術という「体験」を軸にしたビジネスに、物販という新しい売上の柱を無理なく組み込むための考え方を解説します。
この記事でわかること
- 常連客をネットショップに誘導する方法
- 髪質・悩み別の商品提案
- メルマガでの関係維持
- 美容師の専門知識を活かした発信
常連客をネットショップに誘導する方法
来店のたびにネットショップの存在を伝え、施術中に商品の使用感を実際に体験してもらうことで、購入のハードルを下げられます。「今日使ったこのトリートメント、実は通販でも買えるんですよ」という一言が、その場でスマートフォンからアクセスしてもらうきっかけになります。会計時にショップのURLが入ったカードを渡す、施術後のサンキューメールにリンクを添えるなど、来店という体験の直後に接点を作ることが重要です。「サロンで使っているあの商品」という認識は、価格の安さで比較される一般的な通販サイトにはない強みであり、多少価格が高くても納得して購入してもらいやすい要因になります。来店周期が1〜2か月空くお客様には、ちょうど商品を使い切る頃合いを見計らってリマインドの案内を送ることも、リピート購入を後押しする有効な手段です。トリートメント剤であれば1本あたり2〜3か月で使い切るお客様が多いといったように、商品ごとの平均的な消費ペースを把握しておくと、リマインドを送るタイミングの精度が上がり、「ちょうど無くなりそうだった」というお客様の実感にも合致しやすくなります。初回はサロンでの施術後にサンプルサイズを渡し、気に入ったお客様がその後フルサイズをネットショップで購入する、という「お試し→本購入」の導線を作っておくことも、価格の高いサロン専売品ならではの効果的な販促手法です。
髪質・悩み別の商品提案
「くせ毛向け」「カラーの色持ちを良くしたい方向け」「エイジングケア」など、髪質や悩み別にコレクションを作ることで、お客様は自分に合った商品を迷わず見つけられます。カウンセリングで日頃伝えている「あなたの髪質にはこのシャンプーが合っています」という提案を、そのままコレクションページの説明文として転用することもできます。トリートメントとシャンプー・アウトバス美容液をセットにした「髪質改善3点セット」のような組み合わせ販売も、単品よりも高い購入単価につながりやすい施策です。美容師としての専門知識を活かした提案が、対面のカウンセリングだけでなくネットショップでも同じように活きてくる点が、一般的な物販店にはない強みです。「くせ毛向け」の中でもうねりが強いタイプと広がりが気になるタイプでは適した商品が異なるため、コレクションの中にさらに細かいサブカテゴリを設ける、あるいは商品説明文の冒頭で「こんな髪質・お悩みの方に」と具体的に呼びかけることで、より自分ごととして商品を選んでもらいやすくなります。
メルマガでの関係維持
来店周期が空いているお客様にも、メルマガで新商品情報やヘアケアのアドバイスを届けることで、サロンとのつながりを維持できます。「そろそろ次回来店の時期ですね」というリマインドと合わせて、季節に応じたヘアケアのポイント(夏の紫外線ダメージ対策、冬の乾燥対策など)を配信すると、単なる販促メールではなく役立つ情報として受け取ってもらいやすくなります。メルマガ経由でネットショップの商品を購入したお客様には、次回来店時のクーポンを案内するなど、物販と来店予約を相互に送客する設計にしておくと、両方の売上を底上げできます。逆に来店予約のリマインドメールの中にネットショップの新商品情報を一言添えるだけでも、来店前に商品を知ってもらい、施術中の会話のきっかけを作ることができます。メルマガの開封率が高いお客様には次回来店時の優先案内を、開封していないお客様には別の切り口での再アプローチを検討するなど、反応の有無によって配信内容を出し分ける工夫も、長期的な関係維持には効果的です。長らくメルマガに反応がないお客様には、久しぶりの来店を後押しするクーポン付きの特別な案内を送るなど、離脱しかけている関係を掘り起こす一手を用意しておくことも大切です。ブログとメルマガの両方で同じテーマの情報を発信する際は、ブログでは詳しく、メルマガでは要点を絞って誘導するというように役割を分けると、お客様がどちらか一方だけでも必要な情報にたどり着きやすくなります。
美容師の専門知識を活かした発信
ブログで「なぜこの成分が髪に良いのか」「季節ごとのヘアケアのポイント」「セルフケアで失敗しやすいポイント」といった専門知識を発信することで、単なる物販サイトではない、信頼できる情報源としての立ち位置を築けます。施術中にお客様からよく聞かれる質問をそのままブログのネタにすると、実際のニーズに即したコンテンツを無理なく蓄積できます。こうした発信の積み重ねが、検索エンジン経由での新規のお客様の流入にもつながり、来店予約とネットショップ購入の両方の入り口を広げてくれます。特に「成分」「使い方」に関する検索は美容室選びよりも先に行われることが多いため、こうしたコンテンツをきっかけに初めてサロンの存在を知ってもらい、ネットショップでの購入から来店予約へとつながるケースも少なくありません。
よくある質問
Q. サロン専売品を通販で売ることに問題はありませんか? A. メーカーとの契約内容によって条件が異なるため、通販展開の可否は事前にメーカーに確認しておくことをおすすめします。
Q. 効果効能の表現はどう気をつければいいですか? A. 化粧品としての適切な表現の範囲内で、実感できる使用感を中心に伝えるのが基本です。誇大な効果効能表現は避けましょう。
Q. 来店客とネット購入客をどう連携させればいいですか? A. 施術後のフォローメールにネットショップのリンクを添えるなど、来店体験からネットショップへの自然な導線を作りましょう。
Q. 髪質別のコレクションはどれくらい細かく分けるべきですか? A. 最初から細分化しすぎず、「くせ毛」「カラー」「エイジングケア」など主要な悩み別に大きく分け、反応を見ながら調整するのが現実的です。
Q. リマインドメールはどのタイミングで送ればいいですか? A. 商品ごとの平均的な消費ペース(トリートメントなら2〜3か月など)を把握し、使い切る少し前のタイミングで送ると、実感に合った案内として受け取ってもらいやすくなります。
なぜ理美容室にSpiderがおすすめなのか
Spiderはコレクション機能で髪質・悩み別に商品を整理でき、メルマガ配信機能で来店周期の空いたお客様とも関係を維持できます。ブログ機能で美容師の専門知識を発信することも可能です。予約システムを別途運用している美容室でも、ネットショップ側の購入者情報をもとに来店周期を把握し、無理のない範囲でフォローアップの内容を調整していくことができます。決済手数料はクレジットカード決済で無料プラン4.6%、Proプラン3.9%となっており、施術売上とは別の収益源として物販を育てていく際のコスト試算にも役立ちます。






